投稿者「rekkyo_admin」のアーカイブ

2024年1月号「グローバルサウスとウクライナ戦争」の読みどころ

ウクライナ戦争は長期化し、益々混迷の度を増しています。この戦争をめぐって
世界の分断は更に深まったと言われています。一方、ロシア・ウクライナのいず
れの側にも与しない「グローバルサウス」と呼ばれる国々が今、注目を集めてい
ます。それらの国々にとってウクライナ戦争とは何か、それらの国々が何をめざ
しているのかを探ってみました。

12月号「不戦の歴史」の読みどころ

1928年の不戦条約は、世界史上初めて戦争を違法とするものでした。しかし、
日本の中国侵略や第二次世界大戦の勃発を防ぐことはできませんでした。不
戦条約の理念は、国連憲章や憲法9条に引き継がれ、平和をめざす取り組み
が続いています。戦争が起きている今、平和な世界の実現に向け、不戦条約
の意義を今一度考えてみました。

2023年11月増刊号「歴教協第74回兵庫大会報告集」の読みどころ

兵庫・西宮でおこなわれた全国大会は、初のハイブリッド大会として、会場の関西学院大学西宮聖和キャンパスの熱気を全国に届けました。
映画『教育と愛国』をめぐる記念講演、分科会、地域に学ぶ集いなどの報告をまとめて第一部とし、第二部では今後の歴教協の授業実践の方向を示唆する論稿を収録しました。

歴史教育者協議会事務局長談話「イスラエルとハマスの即時停戦を求めます」

 イスラエルとイスラム組織ハマスとの武力衝突は20年以上にわたって繰り返されて来ました。
今回のハマスの攻撃と、それに対するイスラエル軍の報復の中で、多くの市民が犠牲になってい
ます。今後戦況はさらに拡大し、イスラエルのガザへの空爆と大規模な侵攻により、さらに多く
の尊い命が失われる状況となっています。パレスチナ問題を武力で解決することが不可能なこと
は歴史が明らかにしています。
 今こそ平和憲法を持つ日本の政府が、その精神に則り、国際社会と協力して、即時停戦、一日
も早い平穏な暮らしの回復に向けて行動することを求めます。
 ガザ地区でのこの紛争の背景には、歴史的に長期にわたる複雑なパレスチナ問題があります。
子どもたちもニュースで悲惨な状況を目にしています。あらためてこの問題の歴史を知り、解決
に向けるためにどうしたらよいかを考える学びが必要です。
 そして、平和な世界の実現に向けて各自が微力でも声を上げていけることを期待しています。

                    一般社団法人歴史教育者協議会事務局長 長屋勝彦