子供が主役になる 歴史教育者協議会 国土社 定価2200円+税 |
子どもが主役になる “歴史の討論授業”の進め方 はじめに 第1章 歴史の討論授業 −その手立てと工夫− 小学校で討論的授業はどうすれば成立するか 中学校での「討論のある授業」の工夫と手立て 高校での討論授業の進め方 高校「世界史」における討論授業 第2章 討論授業の実践 1.原始 どんな気持ちで土偶を作ったのだろう(中学1年) −中学校歴史学習でどのように討論授業を始めるか− 2.原始 北海道の縄文人がイノシシを必要とした目的はなんだったのか(高校2年) −恵山町日の浜遺跡出土「ウリ坊土偶」をつかって− 3.古代 邪馬台国の王はなぜ女性なのか(高校3年) −「魏志倭人伝」をつかって− 4.古代 藤原元命はなぜ国司を罷免されたのか(高校3年) −「尾張国郡司百姓等解文」をつかって− 5.中世 かじ屋のじょうきちさんが食べていたものをさがせ(小学6年) −草戸千軒遺跡が語る中世の人びとのくらし− 6.中世 鎌倉・室町・戦国時代になぜ天皇は続いたのか(中学2年) −生徒の仮説をふまえた討論授業− 7.近世 朝鮮通信使と雨森芳洲の授業(小学6年) −歴史を見る目と隣国への暖かいまなざしを育てる歴史学習− 8.近世 なぜ朝鮮は日本に通信使を送ったのか(中学1年) −「朝鮮人来朝図」をつかって− 9.近世 和食のファースト・フードはなぜ江戸で生まれたのか(高校3年) −「食」から始める江戸時代経済の授業− 10.近代 ハリスがやってきた!(中学2年) −蝦夷か開国か,2段階討論の授業− 11.近代 近代日本の進路を問う(中学2年) −紙上討論で価値判断力の育成を− 12.近代 インドネシアの独立を認めるか拒否するか(高校2年) −日本軍の東南アジア占領をめぐって− 13.近代 原爆はなぜ投下されたのか(高校2年) −年表にひそむ「なぞ」を考えあう授業− 第3章 討論授業と問題解決学習 1.討論授業とは 2.系統学習と問題解決学習 3.問題解決学習−事実認識の段階− 4.問題解決の過程(1)−関係認識の前段(仮説の作成)− 5.問題解決の過程(2)−関係認識の後段(仮説の検証)− 6.討論学習の意義−意味認識の段階− 7.まとめ |