「みなさんは、憲法というものはどんなものかごぞんじですか。じぶんの身にかゝわりのないことのようにおもっている人はないでしょうか。もしそうならば、それは大きなまちがいです。これは、1947年に文部省が発行した中学校1年生用の副教材『あたらしい憲法のはなし』にある言葉です。 日本国憲法の公布から80年の今年、「台湾有事」「非核三原則の見直し」「スパイ防止法」「国旗損壊罪」などが声高に主張され、突然の総選挙によって戦後初めて自民党単独で3分の2を超え、9条改憲が現実問題となってきました。この80年間、憲法と現実との乖離を埋め、憲法の「崇高な理想と目的を達成する」ための「不断の努力」がなされ、それは現在も続いています。憲法「改正」の最大の危機を迎えたいま、あらためて日本国憲法の意義を学び直し、憲法学習のさらなる発展をめざして、本特集を企画しました。