歴史地理教育7月増刊号(No882)-明治150年を問いただす

By | 2018年7月8日

 

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明治 150 年を問いただす
 
Ⅰ  「明治一五〇年史観」を問う
【講  演】「明治一五〇年」を検討して、批判する  山田朗
「明治一五〇年」史観では見えない「明治」  大日方純夫
「明治一五〇年」を迎えた今日の課題─「明治百年祭」の総括に照らして考える  丸浜昭
疑うべきは明治から続く「進歩主義」である  加藤直樹
 
Ⅱ  明治国家の形成を再考する  
幕末維新史を再考する  青山忠正
日本の近代民主主義の源流を和歌山から見る  横出加津彦
一九世紀半ばの横浜─マリア・ルス号事件と芸娼妓解放令をめぐって  横山百合子
 
Ⅲ  東アジアの中の近代日本  
もうひとつの日清戦争─東学農民戦争と日本  黒田貴子
日清戦争の授業─「軍夫」を教材として  四十栄貞憲
初五郎の無事を祈る─村から見た日露戦争  鳥塚義和
「慰安婦」問題から見た明治一五〇年─#MeTooの始まりはキム・ハクスンから  平井美津子
「村山談話の会」の活動─アジアと共に進める草の根平和主義  渡辺洋介
 
Ⅳ  地域・民衆・文化の明治一五〇年
沖縄から見た明治一五〇年─琉球処分から辺野古まで  平良宗潤
「北海道一五〇年」とアイヌの近代  滝沢正
移民から「明治一五〇年」を考える  田城賢司
与謝野晶子の思想と行動を高麗大生と考える  三橋広夫
音楽文化から見る日本近代  有本真紀
古写真ガラス原板にみる幕末・明治の日本  保谷徹
 
コラム
●京都市の「明治一五〇年」の動き  大八木賢治
●神仏の明治維新─鹿児島にみる廃仏毀釈  栗林文夫
●西郷隆盛の神格化に異議あり・鹿児島から  山元研二
●長州から「明治一五〇年」を考える  魚次龍雄
●観光キャンペーンの『明治一五〇年』・高知  小山求
●地域から見た「明治一五〇年」・佐賀  田中龍彦
●山形庄内「明治英雄譚」  稲垣聡一
●会津観光史学の光と影  渡部秀和